大掃除となると、溜まった汚れを一気に片付けてしまおうと思いがちです。そのため、すごく面倒なイメージがあります。まずは掃除する場所をリストアップして、把握することから始めましょう。全体を把握することで掃除に必要な道具やかかる時間が分かり計画が立てやすくなります。大掃除は一人でするよりも、家族みんなの協力を得て取り組む方が楽しくできます。

■キッチン（レンジ台）
・掃除用具
スポンジ、クレンザー
・掃除方法
①五徳、受け皿、バーナーなど、外せる部分を外し、20分～30分ぬるま湯につけておきます。
②汚れが緩んだら、クリームクレンザーをつけたスポンジでこすります。
③仕上げは水洗いを十分にします。
・ポイント
毎日使った場所や調理器具は余熱のあるうちに拭くと汚れがとれやすくなります。また、取り外せるものは全て外し、パーツをつけ置きすると、隅々まで効率よくキレイに掃除できます。

■浴室
・掃除用具
大き目のスポンジ、クレンザー、タオル
・掃除方法
①入浴中の目線、タイルの目地などを重点的に、浴槽の中、浴槽の周り、天井、壁、床、蛇口の順に手に余る大き目のスポンジを使って磨きます。尚、こびりついた汚れは、一度に取ろうとせず、お湯をかけて汚れを緩ませながらクレンザーで磨きます。
・ポイント
体力のいる場所は、大き目のスポンジを使います。ぬるま湯をかけながら磨くと汚れが緩み、時間も体力もかかりません。掃除する時は、窓を開けたり、換気扇を廻して換気を十分にしましょう。

■リビング
・掃除用具
掃除機、クロス（市販のウェットシートなど）
・掃除方法
①カーテンと窓を開け風通しをよくしたら、ダイニング用椅子などを机の上に載せます。
②床やテーブルにあるゴミはゴミ箱に捨て、雑誌、新聞、書類などは分類し、一箇所にまとめておきます。
③掃除機は、部屋の奥から2㎡程度の場所を決めて、かけ漏れがないようにゆっくりとかけます。
④固く絞ったクロスで床を拭きます。ダイニングテーブルの下などは汚れやすいので、ベタつきや汚れがある場所は念入りに拭きましょう。
・ポイント
掃除をする時は、できるだけ障害物となる椅子、小物、備品などを最初に移動させきれいにしてから行います。その方が掃除がスムーズに進みます。

■トイレ
・掃除用具
使い捨てお掃除シート、トイレ用洗剤、トイレ用ブラシ、ゴム手袋
・掃除方法
①便器の裏にシートを回して、便器の形に添いながら上から下にキュッキュッと便器外周と便器の付け根部分を拭き上げます。
②シートを温水便座設置、便器のフタ部分の付け根に差し込み、シートの端で拭きます。
③洗剤を便器内にかけ、ブラシでこすります。
④もう一度シートで便座の裏や全体を拭き上げます。
・ポイント
その日の汚れはその日に落とす。これがトイレを清潔に保つコツです。汚れたままにしていると、ニオイが発散したり、あとあと汚れが落ちにくくなります。家族全員が毎日気をつけて、気づいた人がその場で掃除することがポイントです。