Ⅰ.植える穴を掘る。
※穴の大きさは根鉢の直径の1.5倍程度を目安にします。穴を掘った時、石などのガラや古根があったら取り除いておきましょう。根鉢が30㎝程度であれば、50cm四方の穴を掘ると良いでしょう。掘り上げた際に3割程度のバーク堆肥か、腐葉土を混ぜると土壌改良になり、後々の成長も良くなります。
Ⅱ.植える木の向きを決める。
※木にも「顔」があって、何度か向きを変えて離れてみると「ここが正面」という所が見つかるはずです。正面が見つかったら植え穴に木を置いてみましょう。
Ⅲ.庭木を穴に入れる。
※幹の付け根部分が地表部より少し上になるように穴の中央部に土を盛って高さ調整をします。
※この時、根鉢に巻かれた縄や麻布はそのままでも構いません。(ビニール紐など自然分解しないものは、取り除きます)
Ⅳ.木を据えつけたら、その脇に支柱を立て、土を穴の八分目程戻します。
※ホースなどで水をたっぷり注ぎ込みます。土がドロドロのチョコレート状になるくらいが目安です。
Ⅴ.この状態で木を軽くゆすって植え穴全体に水をいきわたらせたら、樹の向きを再度確認して残りの土を埋め戻し、株の周囲を踏み固めます。
※最後に株の周囲に高さ10㎝ほどの土盛りをして「水鉢」を作り、たっぷり水を注いで一連の作業は終わりです。
|
植え穴は鉢よりも大きく掘る

埋め戻す土には、腐葉土や
堆肥などを
すき込んでおこう

盛り土で水の流出を防ぐことで、
根に水分がしっかり浸透する
|